# E X O


「おつかれさまでーす」


レッスンの先生が帰って行った。




あれから、まだまだフリが増えて
激しい動きも増えていって。


腰があげ続けてる悲鳴も無視して、
踊った。


何回かベクがチラチラ見てるのは分かってたけど、自分が全然満足行かなくてやめられない。


もっと、もっと、もっと。



俺がこんなんじゃダメだ
俺がこんなんでどうする



「はあ、はあっ、……はあっ」




無理、なんて思いたくないけど
体が悲鳴をあげてるのがわかってて
嫌になる。

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