ただ、愛を感じたくて

今日はもう疲れたから寝ることにした。

外はまだ明るいが、まぁいいや。

そして、私は一人では広すぎる大きくてふわふわなベッドで眠りについた...


「おかーさん、お腹すいた」

「......」

「ねぇ...」

小さいときからずっと無視されてた。

お父さんなんかいなかった。

おかーさんと二人っきりで暮らしてた。


ある日おかーさんが帰って来なくなった。

家には物が何一つとなくなってて"あぁ、私はすてられたんだ"って気付いた。

そして、途方もなくさ迷い倒れて今に至る。
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