深夜26時はキミと一緒に、

あれ...?

伸ばした手は真っ暗な宙を彷徨い、俺自身もバランスを崩し前方に倒れこんだ。

俺はその途中、何かに衝突してそれを押し倒すようなカタチで倒れこんで……


「ぅわッ!!!」


「きゃぁッ!!」

俺のお声と早苗先生の悲鳴が部屋中に響いた。

悲鳴のわけはいきなり暗くなったからなのか、はたまた___


考えろ、考えるんだ自分。
この状況、おそらく停電だ。

ブレーカーが落ちるなんてコトは滅多にないから違うとして、きっと一時的な停電のはず。

しかし、早苗先生の悲鳴は一体...?
早苗先生が停電ごときで悲鳴を出すとは考え難い。




俺はその理由を次の瞬間知ることになる__

< 12 / 44 >

この作品をシェア

pagetop