深夜26時はキミと一緒に、
あれ...?
伸ばした手は真っ暗な宙を彷徨い、俺自身もバランスを崩し前方に倒れこんだ。
俺はその途中、何かに衝突してそれを押し倒すようなカタチで倒れこんで……
「ぅわッ!!!」
「きゃぁッ!!」
俺のお声と早苗先生の悲鳴が部屋中に響いた。
悲鳴のわけはいきなり暗くなったからなのか、はたまた___
考えろ、考えるんだ自分。
この状況、おそらく停電だ。
ブレーカーが落ちるなんてコトは滅多にないから違うとして、きっと一時的な停電のはず。
しかし、早苗先生の悲鳴は一体...?
早苗先生が停電ごときで悲鳴を出すとは考え難い。
俺はその理由を次の瞬間知ることになる__