深夜26時はキミと一緒に、
#4-2

「じゃぁ、これでお開きね。また学校で。」

全く、今日の飲み会は、早苗先生が酔っ払ったせいで途中から全然酒が進まなかったな。
隣で彼女が空のビールジョッキをどんどん増やしていくのを見ていて、見ているこっちが酔いそうになって、思い切り飲む気が失せた。

「あ、ちょっと早乙女先生!」

後ろからいきなり呼び止められる。

「…?何です?」

「青柳先生、めちゃ酔ってるから送ってってあげて。」
(※青柳先生=早苗)

「………………はい。」

何だか、俺は早苗先生に随分と振り回されている気がする。
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