深夜26時はキミと一緒に、
「だから...今だって早乙女先生の優しさにつけこんで…ホントに最低だって...、ッ?!」
「もういいから。」
そう呟いて、早苗先生の腕を引き寄せる。
細身な彼女の体はすっぽりと俺の胸に収まった。
抱きしめた瞬間にふわりと香った、
ビールと、微かな香水と、早苗先生の香りに何だか俺の理性が揺らいだ。
「ぁの、早乙女...先生っ。」
少し抵抗を見せる早苗先生に、俺は一瞬腕に力を込めた。
「...寂しくなくなるまで、俺が慰めてあげますから。」
「...な、何...言って、」
「俺になら......。どんだけすがったって、迷惑にならないから...。」
ただ一時的に求められる、それでもいいからと、そう思えるのは...、
俺はそこまで早苗先生に惚れ込んでいるのだろうか。