深夜26時はキミと一緒に、


だれ?


ゆらゆらと浮かぶ影は、やがて1人の男性の姿に変わっていく。


あれは...早乙女...先生......?


それに気付いた瞬間、鍵盤を叩く指が止まった。


「......ッ、なんで...?」

ピアノといる時間...。
何もかもを忘れる事が出来る瞬間。

なのに...
どうして彼が出てくる?

どうして、彼だけは忘れられない?

...こうやっていつも、彼のことばかりでぐるぐるして。

これじゃまるで、彼に惹かれてるような...、なんて


___________ばかみたい。
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