深夜26時はキミと一緒に、
すると、小田先生は俺にズイっと近寄りへぇー、と呟いた。
その、やけにニヤニヤとした表情が、俺をひときわ腹立たせる。

小田先生は、俺の耳元にひっそりと低い声で耳打ちをした。

「じゃぁ、今度さカワイイ生徒紹介してよー。」

どうやらこの人は、俺の気分を害すのがお好きなようで。。。

「・・・いい加減、怒りますよ。」

そう言い放ち、思い切り小田さんの顔を睨みつけた。

すると小田先生は一瞬ひるむも、いつものヘラヘラとした笑い顔に戻る。

「ごめんごめーっん、冗談だよ?そんな怖い顔すんなって。」

「冗談に聞こえないんですよ。まじ、腹立つんで勘弁して下さい。」

朝から嫌なことが立て続けに起こってムカムカする。
ヤケになって机に置かれたコーヒーをぐっと一杯飲み干した。

無糖のコーヒーは、香りは良かったけれど鋭い苦味がいつまでも口の中に残った。
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