私は…信じてたよ…。





里美が私と同じように
楽しくて、かけがえのない日々を過ごせてたんだって思ってた…。




里美は何時も笑ってて、馬鹿して、
それでも最高で…


あれは全部“嘘”だったの?






どうして?




私は里美だけが全てだったんだよ…。





サッカーボールの時も
里美がいつか反省して、自分が悪いことをしたって自覚を持つまで、
ずっと待ってようと思ったから
親友だったから…庇ったんだよ…?



わからない…。
今までは、お互いの考えていることが透けて見えてるかのように理解できたけど…


今は、





里美の考えていることが
全くわからない…。





サヨナラ…里美…。






本当に大好きだったよ…。





もうあの頃には戻れないのかな…?







私は心の何処かで
里美の変化に気がついてたんだと思う…。


里美がいつの間にか周りにいる人全員を
敵視して、自分を“孤独”にさせた人を
恨んで、見返してやりたいって思ってた。


じゃあ、私もその中の1人なんだね…。







ごめんね。








私がサッカーボールの時止めてれば…。
私がそっと里美の心の闇から救えてたら…。
私がもっとしっかりしていれば…。





全部、私が悪い…。
















だから、
















ごめんね。













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