二人の大切な友達の
悲しく寂しいお葬式の日、



二人に最後の言葉を言っていました。








阿里沙…


最後まで庇ってくれてありがとう。
阿里沙が居たから今の私が居るんだよ…。

最後の最後まで私のせいで
不幸に付き合わせてごめんね。

本当にありがとう…。





直樹…


私なんかを好きになってくれて
ありがとう。

直樹は優しすぎるよ、
自分のやりたいこと一杯あったはずなのに
私のために、大好きだった部活も辞めて…

なのに私…
最後まで答えを出さないで狡いよね…。

今なら答えを出せるよ。

もしまだ直樹が生きてたなら、
絶対に直樹と付き合ってたよ。






ごめんね…。







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