君のために歌う歌
宙子は、なんとメッセージを送ったらいいか悩んでいた。



こんばんは?


追加したよ?
 

……どうしよう。





悩んでいると、ブーブブとLINEのバイブが鳴った。


見るとそれは、グループ☆1年C組☆の招待だった。


もちろん、陽翔からの。



宙子は、先ほどとは違う意味で泣きそうだった。


なんだ、みんなから頼まれて、私をLINEのグループに招待するためだったんだ。




グループにはすぐ参加した。


『こんばんは。みんな、招待してくれてありがとう!
改めてよろしくね。
文化祭のことでなにかあったら何でも言ってね(*´v`)』



当たり障りのないメッセージを送る。




よろしくね!!と、返信が次々とくる。



しかし、陽翔からのメッセージは来ないままだった。

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