君のために歌う歌
『今何してる?』


『もうねみいよー(´-ω-`)』


『あ、そっかぁ。じゃあごめんおやすみ。』




ん?


宙子は郷愛の様子がおかしいと思い画面を良く見た。




そしてああああああああ!と言いながら立ち上がった。


ベッドにホコリが立つ。



それは郷愛からではなく、陽翔からのLINEだった。



『ごめん!郷愛とLINEしてたから郷愛かと思った!』



精一杯可愛いスタンプを探したが、ろくなものが無かった。


仕方ないので無料のスタンプの泣いているうさぎを送った。


『(笑) 全然大丈夫。』


『何か用事?』


『用事がなくちゃダメ?』




宙子はカッと赤くなった。

馬鹿にしてる。そう思いながらもドキドキする自分が恥ずかしかった。
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