君のために歌う歌
郷愛とは、お祭り会場の目印となってるタワーの前で待ち合わせていた。



まだ明るいからか、カップルよりも、親子連れの方が多い気がする。



甚平を着た娘を肩車しているお父さんはとても嬉しそうな顔をしていた。





家族っていいなぁとしみじみ思う宙子に、ドン!と背後から飛びつくように誰かが抱きついた。



「おへぁ!?」



思わず変な声が出る。


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