君のために歌う歌
「そっか……そうだよね。」



宙子は納得したように言った。



「頑張れ青春!!」


郷愛が変な合いの手を入れる。


「ねぇ郷愛、私、このままでいいと思う?」


「いいと思うぜ!お前は俺の相棒だ!!」

郷愛は親指をぐっと前に出し、キラーンと言う効果音がつきそうな笑顔で言った。


「ま、考え過ぎるな。なるようになるよ。」


高橋が花びらをむしりながら言った。



(なるようになる、かぁ……)







3人は、おしべ、めしべ、花びら、がくを取り除いたひまわりを、干してその日は帰宅した。
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