君のために歌う歌
それだけしか、書かれていなかった。



「え…?ヒロ…1人なの?メンバーは?」



「1人。弾き語りのソロだよ。なんか変?」



陽翔はさらりと言った。



「変じゃないけど……だってヒロ友達いっぱいいるからてっきりバンドで出るもんだと……」




ヒロは頭をポリポリとかいた。




「うーん、いっぱい誘われたんだけどね、なんて言うかな…音楽性の違い…って言ったら、ちょっと偉そうかな…うーん。」



ヒロは腕を組んで悩んだ。
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