君のために歌う歌
「わ、私は取りまとめてるだけだから何でも良いけどね!!」



陽翔はフフフと笑っただけだった。




「明々後日の集まりはC組で17時30分からだからね!」



恥ずかしさを隠すように宙子が言った。



「ひろが教えてくれそうだから忘れてても安心だね。」



陽翔はヘラヘラと笑った。 


「忘れないでよ!それに教室じゃ、話しかけにくい……。」



宙子が言葉じりを濁して言うと、陽翔も黙った。



陽翔は、急に真剣な顔をすると、宙子を見つめて言った。



「ねぇひろ?」
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