君のために歌う歌
郷愛とアリの格闘は5分ほど続き、
(その間「このアリ無勢が…!」とか「光よ舞い降りろ…!」とかブツブツ言っているのを陽翔はずっと聞いていた。)
やっと郷愛は体を起こし、陽翔の方を向いた。
制服にスカートにも関わらず地べたにあぐらをかいた。
「お待たせ。で、イケメン君は宇宙の子に会えたのかな?」
「うん!ありがとう、おかげで無事に。」
陽翔は石の椅子から立ち、手で示して郷愛に座るように促した。
「いや、いいよ。もうドロドロだし。
イケメンの席を取るなんて田中家の威信に関わる。」
「女の子を地べたに座らせるなん て影葉家の威信に関わる。」
「むぅ。それは致し方なし…お言葉に甘えるとしよう。」
郷愛は石の椅子に座った。
(その間「このアリ無勢が…!」とか「光よ舞い降りろ…!」とかブツブツ言っているのを陽翔はずっと聞いていた。)
やっと郷愛は体を起こし、陽翔の方を向いた。
制服にスカートにも関わらず地べたにあぐらをかいた。
「お待たせ。で、イケメン君は宇宙の子に会えたのかな?」
「うん!ありがとう、おかげで無事に。」
陽翔は石の椅子から立ち、手で示して郷愛に座るように促した。
「いや、いいよ。もうドロドロだし。
イケメンの席を取るなんて田中家の威信に関わる。」
「女の子を地べたに座らせるなん て影葉家の威信に関わる。」
「むぅ。それは致し方なし…お言葉に甘えるとしよう。」
郷愛は石の椅子に座った。