彼と私の事情
悶々と考えているうちに眠ってしまったらしい。

もう朝だった。

もちろん私の家のベットで朝を迎えていた。

「…寝てるじゃん。私。」

自然にぼろぼろ涙が出てきた。

なんでだろう。
一人で寝れて嬉しいから?
いや…違う。


立川さんの横にいなくても寝れるってことは。

あのうちから出る準備が実は整っていたということだ。

彼が好きだけど。

彼女さんの代わりで私は隣にはいれない。

なら。

私たちは別々にいるべきなんだろう。

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