彼と私の事情
あれから自分の家にいて。

立川さんが帰ってくる日になって、
あっちのお家に向かった。



「…ただいま。」

「お帰りなさい!」

今日が最後になるかもしれない。

だけど、

笑顔でいないといけない。

いつもより豪華にご飯を作って、
いつもより笑顔で出迎えた。

「おお、なんかあったのか。」

「ううん、疲れただろうなと思ってご飯気合い入れて作ったんだ。」

ご飯を見て、おっ…と呟いて、

「早く食うか。」

と、早速食べる準備をした。
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