彼と私の事情

「…ごちそうさま。」

2人でご飯を食べて、彼が洗い物をしてくれた。

「いいから待ってろ。」

そういって、私にコーヒーをくれた。


洗い物が終わったようで、彼もコーヒーを飲みながら私の横に座る。

「何から話そうかな。お前が大樹から聞いたように、俺も大樹から聞いた。」

そりゃそうだ。耳には入るよな。

「勝手に聞いてすいませんでした。」

頭を下げる。


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