神が奪ったモノ


中にはロリエッタが焼いたパンが紙袋に入れられていた。


それを取り出して昼食にする。


中はレーベンが好きなパンばかりで、ソーセージを乗せて焼いたパンやクリームが入ったパンなどが入っていた。


「これからロリエッタの焼いたパンを食べることができないのかー」


木に背を預けて深々と溜め息をついた。


それからレーベンは黙々とパンを平らげ、腰に下げていた皮の水筒で喉を潤す。


「よしっ、行くか!」


勢いをつけて立ち上がったレーベンはまた道を進むのだった。











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