神が奪ったモノ
「なぁアイン、アインはどこに向かうつもりなんだ?」
「僕はヴィルトンに行くつもりだよ」
「本当か! 俺もヴィルトンに出稼ぎに行くところなんだ。
もしアインがよかったら、一緒にヴィルトンに行かないか?
その方が道中危ない目に遭っても助け合えるし」
「構わないよ。一人旅より仲間がいる方が楽しいしね」
アインは快く了承してくれた。
「じゃ、決まりだな! アインはこの辺りで野宿するつもりだったんだろ?ならここにしようぜ」
「そうするよ」
アインはそう言って自分の荷物を下ろして野宿の準備を始める。
そのあと二人は互いの村での話などをして眠りに着いた。