甘いオフィス


ドキドキした私がまるで馬鹿みたいじゃないか!?


「ま、まだ仕事があります!遊ばないで下さい!」


私が怒鳴ると、パッと手を離す

それでもいつも通りにニヤリと笑った係長に苛立ちがとまらない。

そんな私を横目に机の端に腰を下ろす


「あのさ、宮地」

「何ですか…」


勢いで立った席に静かにすわる。


「宮地ってさ、俺の事、好きなわけ?」

「…っ///」


何故か、俯いてしまう私。

自分に腹が立つ

好きなわけないのに…。

< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop