病むほど君に依存してる
「ちょっと、瑠珂くん!自分の教室に戻らないとダメだよ!」
小声で注意するけれど、瑠珂くんはなんとも無邪気な笑みを浮かべている。しかも……。
「今日からここが俺の教室だから、大丈夫」
「ええっ?!」
――と、まあ、こうして意味不明なことを申しているわけなのですが、これ、どうしたらいいんでしょう……?
「おーい、龍宮司弟。どう足掻いてもここはお前の教室にはならないぞ」
ちなみに、先生が瑠珂くんのことを“龍宮司弟”と呼んでいるのは、兄である聖くんが同じ教室にいるからだと思う。
やっぱり“龍宮司”っていう呼び方だと、弟である瑠珂くんを呼んでいるのか、兄である聖くんを呼んでいるのか分からないもんね。
「いや、俺がそう決めたんで」
「あのなぁ、そういう問題じゃないんだぞ?お前は1年だが、他の生徒はみんな2年だ。お前の言っていることがどれだけ無茶苦茶なことか、自覚しているのか?」
「関係ないっす。俺はここに……瑞季の傍にいたいからいるだけですし」
ひぇ、ひぇえええっ?!
瑠珂くん、今さらっとすごいことを言わなかった?!私の聞き間違いかなっ?!聞き間違いであってほしいなぁ……!
小声で注意するけれど、瑠珂くんはなんとも無邪気な笑みを浮かべている。しかも……。
「今日からここが俺の教室だから、大丈夫」
「ええっ?!」
――と、まあ、こうして意味不明なことを申しているわけなのですが、これ、どうしたらいいんでしょう……?
「おーい、龍宮司弟。どう足掻いてもここはお前の教室にはならないぞ」
ちなみに、先生が瑠珂くんのことを“龍宮司弟”と呼んでいるのは、兄である聖くんが同じ教室にいるからだと思う。
やっぱり“龍宮司”っていう呼び方だと、弟である瑠珂くんを呼んでいるのか、兄である聖くんを呼んでいるのか分からないもんね。
「いや、俺がそう決めたんで」
「あのなぁ、そういう問題じゃないんだぞ?お前は1年だが、他の生徒はみんな2年だ。お前の言っていることがどれだけ無茶苦茶なことか、自覚しているのか?」
「関係ないっす。俺はここに……瑞季の傍にいたいからいるだけですし」
ひぇ、ひぇえええっ?!
瑠珂くん、今さらっとすごいことを言わなかった?!私の聞き間違いかなっ?!聞き間違いであってほしいなぁ……!