LSLの休憩所
新一
ここは、カラオケルーム。
男二人で仲良く、カラオケ。
「なあ、愛ちんって……ホラ、あの子に似てね?」
腕を組みながら、何かを考えてるせいしろうこと、清二。
頬杖をついて、俺は清二を見る。
「誰」
「えっと…、あ。そだ!あの清女の子!」
「え?美紗緒?」
間の抜けた声が出た。
ラブが似てる?美紗緒に?
「そうそう、その子!似てね?」
「……そうかあ?」
美紗緒はラブとは全く正反対な感じがするけど。
どちらかといえば、大人しいし。
ラブは元気はつらつって感じ。
その時はそうやって、思ってたけど。
あっきーの事を想って涙するラブを見て、どことなくだけど。
あ、美紗緒に似てるかも。
そう、思った俺がいた。
【完】