Last summer 〜君と過ごした最後の夏〜
キーンコーンカーンコーン

そろそろお腹の虫が泣き出しそうなとき、お昼休みを告げるチャイムが鳴った。

「海夏、私今日食堂なんだけど一緒に行かない?」
「行く!」

私は華と食堂に向かった。

ここの食堂いっぱいメニューあるんだ、美味しそう。

食堂の食券売り場には、私の大好きなオムライスや日替わり定食にラーメン色んな物が売られていた。

「華、何食べるの?」
「うーん、どうしよ
今日はカツカレーにしようかな。海夏は?」
「私、今日お弁当なんだ」

そう言って私は華にお弁当箱を見せた

私はお弁当を華はカツカレーを持って、
空いてる席に座った。

私がお弁当箱を開けると華が

「お弁当、自分で作ってんの?」
「うん。そーだよ」
「海夏って料理できるんだね」
「ちょっと、華それどういう意味?」

私はちょっと怒ったふりをした。

「ごめんごめん。
だって、海夏って手先不器用そうなんだもん」

華は、ハハハっと笑った。

「そんなことないよー!」

華め、完全に馬鹿にしてるな!

私は華の口めがけて卵焼きを放り込んだ。

「どーよ?」
「美味いっ!」
「でしょ?」
「はい。馬鹿にしました、すいません」
「よろしい」

そう言ってまた、2人で笑った。
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