モンスターハンター　〜天を廻りて戻る龍〜
－時を同じくして遺跡平原－

「ハァ・・ハァ！なんだこのモンスターは！」

一人の新米ハンターが逃げている。

「今行くぞ！シャーヤ！」

もうひとりのガンランス使いが乗ろうとした瞬間－

「うっ！肩が・・・」

肩にいつの間にかついていた黒い靄が侵食している。

「うっ・・・がぁ・・・」

ガァァァ！！

横からのなぎ払い尻尾攻撃で吹っ飛ぶ。

「うっあ・・・もう回復薬が！」

「サーヤ！」

双剣使いのハンターが駆け寄る。

「くっそ！何だあの黒いモンスターは！」

「採取クエストでこんなの・・・」

ガンランス使いは立ち上がり大タル爆弾を担いだ。

「このやろぉぉぉぉぉ！」

黒きモンスターのかをに直撃する。

ガンランス使いはモンスターの目の前に倒れこむ。

モンスターの甲殻は一部剥がれ落ちモンスターは怯むんだ

「へへ・・・ざまぁ・・・みやがれ・・・」

と、思われたがそれとは全く逆に禍々しい色の触覚をだし威嚇に入る。

ガァァァァァァ！！！

一瞬であたりは薄暗くなり小動物の気配はおろか、生きた心地もしない。

「お前が・・・あの黒触竜・・・？」

黒触竜はガンランス使いを一蹴してこっちに向かってくる。

そいて双剣使いは悟った。

－コイツには勝てない、早く逃げろ－

と、

ガンランス使いに駆け寄り担いで逃げようとするが

黒触竜に回り込まれ気付いたら目の前で爆発が起きていてガンランス使いが爆炎の中に消えていくのが見えた。

それを見て黒触竜は悠々と飛び去っていく。

双剣使いの行動は正しかったが惜しくも一歩及ばなかった。

－コイツには勝てない、早く逃げろ－

その言葉は正しかった。

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表紙・目次

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