大嫌いな幼なじみと再会した場合。
「ごめん。私も知らないんだ…」
「そっかぁ…。一緒に回りたいなぁ。誘ってみちゃおっかな!」
「え!あ…
凛々子ちゃん積極的!!がんばってね…。」
「ありがとう。後でダメ元で行ってみるよ。」
私はズルい。
こういうとき、一線引いてしまう。
自分のそういうところ、嫌いだ。
それに、葵のことだ。
きっともうすでに何人もの女の子に誘われまくってることだろう。
なんでこんなに自分がのんびりしてたのか、今思うとすごく後悔…。
もう誰かと約束しちゃったかな……
私はどんどんネガティブになっていった。