大嫌いな幼なじみと再会した場合。
とどまったものの……
仲の良い子達はみんな帰っちゃったし。
ちょっぴり寂しいかも。
そう思っていると、隣に山口が来てくれた。
「山口?」
「篠岡ってこういうの参加するんだ。意外。」
「なんとなくね!今日はそういう気分なんだ~」
山口が話しかけてくれたお陰で安心してゲームの準備を待っていると、
すぐに割り箸の入ったカンがテーブルの真ん中に置かれた。
「じゃあみんな一本ずつ取ってねー!
赤が王様、その他は数字。
んで、番号指しで命令なー!」
みんながせーので割り箸を引く。
「8」
王様じゃないや。
どうか葵が当たりませんように……!