大嫌いな幼なじみと再会した場合。




「遠足の日。

お前崖から落っこったじゃん。」


「うん……」


確か、葵が助けに来てくれて…


「そんで、お前起きたら俺に膝枕されてたろ。

つまり恵麻が寝てる間に…な……」


「へっ、変態!」


「るっせーな!仕方ねぇだろ。」



葵は耳まで真っ赤になっていて、なんだか可愛く見えた。



「お前だって散々俺のこと嫌いだなんだって言ってきたんだ。

おあいこ。」


うう~!可愛すぎる!


葵が「おあいこ」なんて言うなんて!




「キス、もっかい。」


っ…私、勢い余ってすごいことを!



葵は頭をガシガシ掻いて、唸った。


「あー、お前可愛すぎ。」


ドキッ



葵はさっきより少し強引に私の唇を奪った。





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