大嫌いな幼なじみと再会した場合。




「『私は……』何?」



「なんでもない。」



「言っとくけど俺はあの時…「帰る。」



私は葵の手を振りほどいた。




「おい、待て!」



「お願い!もう一人にしてっ」





葵はそれ以上何も言わなかった。



葵といると苦しい。


ああ、そっか。

私、葵のこと8年間も想っていたんだな…。



私の人生の1/2を占めるその想いがズタズタになってるんだ。


そりゃ痛い。





私は小さくため息をついた。








大嫌いな幼なじみと再会した場合④

キスされかける。
葵の考えがもっと分かんなくなった。







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