夜ー闇に隠された瞳の奥ー




翌日、起きるとまたリビングから声がする。



「……部屋で待ってんのか」



あいつら、鍵持ってるからって…。




はぁ。



私はカラコンをつけるとショートパンツにTシャツという、なんともラフな格好でリビングにでた。



「あ!みずなおはよ」

「おはようございます」

「……ふぁ……」

「………」


「おはよ」


なんか、自分家みたいになってんな。こいつら。




朝ごはん食ってるし。



「………あ、みずなの朝ごはん!」


「……悪いけど、いらないよ。みんなで食べな」




私はそう言って冷蔵庫からミネラルウォーターのはいったペットボトルを出し、飲んだ。



ごめんね…。



ありがとう。













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