夜ー闇に隠された瞳の奥ー
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「よし、選ぶぞー!」
今はショッピングモール。水着買うためにね。
龍太は買う気満々。
てか、誰も持ってねぇのかよ。
このテンションだと、毎年行ってそうだけどな。
「……誰も水着持ってないの?」
「………うん。毎年、いろんな事があるからねぇ。」
治矢はそう言って眠たそうに欠伸をして私に抱きついてきた。
私は頭を撫でてやる。
「………みずなも選ぼ」
「ん」
そうして私たちは水着を選び始めた。