夜ー闇に隠された瞳の奥ー






客観 side











みずなが出て行き、夏と紫頭が残された。






「………ッチ。おい、夜の総長」




「あ?」



「みずな、殺すからな」




「てめぇ…………」





「はっ。じゃあな。会えることを楽しみにしてるよ。」








骸の紫頭はそう言って教室を後にした。
















「………くそっ!」






ダン!







夏は教室で一人。










みずなが置いていったジャケットを掴み、机を殴っていた。













「俺は、無力だ」

















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