夜ー闇に隠された瞳の奥ー





鏡の中に写る私が、別人に見えた。






こんなに、無表情な顔出来たんだ。





みんなと会って、少しは表情が出来るようになったと思ってたんだけどな。








こんなに、無表情。








笑うこともできないのか?






口角を無理矢理あげる。






「……きも」




ただの不気味な笑みだ。






骸の紫頭みたいな顔だ。






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