夜ー闇に隠された瞳の奥ー





ある日、母の口から聞いた。





父はもう、帰って来ない。





直感的に、女と逃げたか。とでも思った。






それと同時に、



大丈夫、俺には母がいる。



と自分に言い聞かせた。








だが、そんな母も家に帰ってくる日がだんだん少なくなった。




金だけ置いて、1ヶ月は留守にする。






俺は1人でいた。






そして丁度母が金を置きに帰ってきた日だった。






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