夜ー闇に隠された瞳の奥ー





俺は風邪をこじらせていた。





「けほっ」


「あら、風邪?移さないで頂戴ね。」





母は顔をピクリとも動かさず、そう言ったんだ。





それが、悲しくて、悔しくて。











< 215 / 587 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop