夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「……おい」
お、黒髪が喋った。
「んー?」
赤髪が黒髪を見る。
「………そいつも屋上連れてけ。」
「りょうか〜い。」
な、なんですと!?
やだ!
私は黒髪を睨んだ。
「………ふっ」
鼻で笑われたー!
むかつく!
「んじゃ、ちょっとしつれーい。」
黒髪を睨んでいたら赤髪に担ぎ上げられた。
ちょ、しつれーいじゃねぇ!
でもさ、これでおりたらきっと目立つよね。
いや、すでに目立ってるか…。
はぁ。
私はそうして屋上に連れて行かれた。