夜ー闇に隠された瞳の奥ー




『キャァァァァァァ』


おー、騒いでる。




「今日何かあったか?」



なにもないのにこの女か?



「あー、うるさいうるさい。なんなの!?」



龍太も知らないのか。





みんな知らなそうな顔。






私は近くの席の子に聞く。



「ねぇ、なんでこんなに女がいんの?」


「えっ、えっと多分今日が学校開放日だから……」



「うわっ!なか入ってきたぞ!」



「龍太うるさいよ」



「だってぇ〜!」




私はこの子に話聞いてんのに。



龍太が私の肩をガタガタ揺らす。






< 246 / 587 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop