夜ー闇に隠された瞳の奥ー
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「よし!俺テスト勉強する!」
「良い子良い子」
私は龍太の頭を撫でてやる。
さて、なぜ龍太がやる気になったかと言うと。
まぁ、龍太の単純な性格があったからね。
テストで良い点取ったらゲーム買ってやると言ったら凄いやる気がみなぎってきてるご様子。
「てか、なにからすればいいんじゃ」
「苦手科目は?」
「………みずなぁ、眠い」
治矢がそう言って私に乗ってきた。
おい、眠いなら机で寝ろや。
重いわ。
「あ!治矢!みずなは今俺の世話焼いてんの!」
いやそこ張り合うとこじゃない。
「………はぁ。屋上行こう」
教室だとだめだこりゃ。
屋上ならソファとかあるでしょ。
机も何故かあるし、みんな快適。
はい、オッケー。