夜ー闇に隠された瞳の奥ー
流のそんなとこ、大好き。
「…本当は、大事なものを作っちゃいけなかったんだ。
私は、ずっと一人でよかったんだ。
みんなのこと、救ってあげたいのに救ってあげられない。
私じゃ、力不足。
私はずっと一人でいればよかったんだよ。
私…………」
「……そうか。みずなが決めたことなら俺は止める気はない。」
最後に、私がぼそっと言ったの。
聞こえてたんだ。
「……このことは、まだみんなに内緒ね。」
みんな。とは、もちろん夜のみんなと、組のみんな。
「あぁ」