夜ー闇に隠された瞳の奥ー



「まさか、誠も巻き込んだのか?」


尚夏はそう言いながら私に近寄る。



「………えへ」


「『えへ』じゃねぇよ!しかも、真顔で」



尚夏はそう言って私の頭を教科書で叩いた。




「痛っ!」



角で叩きやがった。



「誠を巻き込むな。」


「むー、」



うるさいな。


< 360 / 587 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop