夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「もう6時か」
時計をみる。
帰んなきゃダメか。
「帰ろ」
私はそう言って立ち上がる。
…………あ。
迎え呼ばなきゃじゃん。
めんどくさ。
「どうしたの?突っ立って」
「………屁っ放り腰」
「屁っ放り腰じゃない。」
私は腰を伸ばした。
「ねぇねぇ」
私はみんなに向けて話しかける。
「なにー?」
「………?」
「なんですか」
「………ふぁ」
「家まで送ってほしいな」
「みずながそんなこと言うなんて…明日は雨…いや、台風直撃!」
失礼だな、龍太。