夜ー闇に隠された瞳の奥ー
夏………
「まぁ、これが私だからね。仕方ない」
変えることのできない事実ってやつ?
私はそう言って夏のように口角を上げた。
「ふっ……変なやつ」
夏はそう言って私の頭をぐしゃりと撫でた。
あ、そういえば。
「ちょっと着替えてもいい?」
さすがにココで男装はやだなぁ。
「おう」
「いーよ!」
「うん」
「大丈夫ですよ」
「ありがと」
私はみんなに部屋の前で待っててもらって高速で着替えた。
部屋に入れてあげたいんだけど、一応ここは組の情報とか、いろいろあるからね。