夜ー闇に隠された瞳の奥ー




ねぇ、夏なんでしょ?



気づいてよ。





「………あ」




ダン!





手を伸ばしすぎてバランスを崩し、ベッドから落ちてしまった。





もちろん、私の体に繋がれていた管は取れてしまった。



「いた………」







私が顔を上げると…






「……夏」







ガラス越しに夏と目があった。







私が落ちた音で気づいたのかな?








ガラスの向こうで夏がなんか必死な顔をしてる。











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