夜ー闇に隠された瞳の奥ー
そういや、今日はみんなに話す日、だったな。
ガラガラ
「みずなー!退院おめでとー!」
と、その時急に病室のドアが開いて龍太たちが入ってきた。
「はい!これお祝いね!」
龍太はそう言って私に花束を渡した。
……なんてゆーか、うん。
ありがとう、龍太。
ありがたく受け取っておくね。
「………お菓子、食べる?」
治矢はそう言って私に抱きついてきた。
いや、言葉と行動合ってないから。
「こらこら、みずなは退院したばかりなんですから。あんまり騒がしくしないでくださいよ」
直気はそう言って治矢の肩をぽんぽん叩き、私から離れさせた。
「むぅ。」
治矢はそう言って何処から出したのか、お菓子を食べ始めた。
「………おめでと。よかったな」
夏はそう言ってぽんぽんと私の頭を撫でた。