夜ー闇に隠された瞳の奥ー






「ま、頑張ったんじゃねぇの」




次は流がきてそう言った。



「む。なんだその言い方」




「褒めてんの」





流はそう言うと私の目元を擦った。







「……む、なに………」







「ゴミだ。ばぁか。」






流はそう言って私をぎゅっと一回抱きしめ、離れ際におでこにキスをすると部屋を出て行った。










「…………」















ありがとな。




やっぱ、私のこと知ってんのは流だな。












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