夜ー闇に隠された瞳の奥ー



「夏おそぉい……って、みずな!?え、女!?」


夏と二人ででてきたら、龍太がおねぇっぽく夏の名前を言った後、私をみて驚いた。

「………みずな?」

「………まぁ、うん。」

「女?」

「………隠してて、ごめん」

もう、何て言われても、いい。

近ずくなって言われても、いい。

私は、君たちの望むようにするよ。

「………夜に、花が咲いた」

「は?」

「男しかいねぇのに!やべぇ、嬉しい」

そうきたか。

「………私いて、迷惑じゃない?」

「全然!嬉しいぜ!」

「………俺も、嬉しい」

「改めて、よろしくお願いしますね」

「………よかったな」


「………ありが、とう…っ」

涙が出そうになった。


けど、なんとか堪えた。


ありがとう。

みんな。


< 72 / 587 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop