私の仕事と結婚
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その後1日おきで会った後、日曜日がやってきた。

1件施主さんとの打ち合わせが入っているとかで、その後でお兄さんの営む事務所で会う事になっている。

「おはよう。」

軽い挨拶とともに典弘は事務所内に入っていく。

「おはようございます。社長はまだ打ち合わせ中です。」

若い女の子がはきはきと答える。

「そちらが典弘さんの彼女さんですか？」

典弘の後ろから頭を下げると、その女の子は笑った。

「私、馬場小夜子です。この春に入社してばかりで、お仕事教えてもらいながら雑用を引き受けてます。よろしくお願いしますね。」

ああ、この若さが私には眩しい。

「私は桜井歩夢です。」

「サンハウジングでバリバリお仕事されているんですよね。私にもいろいろ教えて下さいね。」

私は思わず典弘を睨む。
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