私の仕事と結婚
はぁ~と私は一息つく。

「私は桜井歩夢です。29歳です。」

チラッと野崎さんを見る。

「へぇ~、3つ年上ですか。もっとお若いかと思ってました。」

なんか白々しいな。

悪かったな、歳食ってて。

ちょっとムッとしてしまった私。

でもそんな私には全く気にかけていないような野崎さん。

「本当は年齢なんどうでもいいんです。俺とお付き合いしてもらえませんか?もちろん結婚前提で。」

えっ…?

「もしかして彼氏とかいます?でも俺の方を向かせる自信があるんで、どうでもいいんですけど。」

えっ、えっ~!
「正直に言います。あなたしか考えられないんです。」

「あの…。」

私は何とか野崎さんの言葉を遮った。
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