私の仕事と結婚
「やだ。」

私は必死に典弘の胸に自分の顔を押し付ける。

典弘はくすっと笑うと、そのまま私を担ぎ上げた。

「えっ…、ちょっと…。」

裸のまま脱衣室に出ると、そばに有ったバスタオルをひょいと私にかけ、そのまま寝室に入って行った。

暗くてよく分からないが、大きなベットがある気配。

典弘はベットの端に私を座らせると、バスタオルで私の体を軽く拭いた。

「風邪を引かすわけにはいかないからね。布団に入ってて。」

私は頷くと、そそくさと布団に潜り込む。

典弘はバスタオルで自分の体を拭くと、布団にするりと入ってきた。

そして私の方を見ると、私の首に腕を回し、私を抱き寄せた。

「暖かい…。」

私は典弘に体を寄せた。

「俺は幸せ。」

首筋にキスをする典弘。
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